市場を切り拓くのはベンチャーの役割
当社の採用ページをご覧いただきありがとうございます。代表取締役社長の武野貞久です。少し長くなりますが、まずは私たちのこれまでの歩みからお話させてください。
当社が設立されたのは2000年10月。清水建設の社内ベンチャー第1号として、不動産クラウド「@property」の開発をスタートしました。そんな当社にとって最初の岐路となったのが、サービスの方式です。
やや技術的な話になりますが、クラウドサービスにはお客様専用のクラウド環境を構築するプライベートクラウドと、他者と環境を共有するパブリッククラウドという2つの方式があります。
2000年当時は比較的容易に開発でき、個々の案件でより大きな利益が見込めるプライベートクラウドが主流だったのですが、私たちはあえてパブリッククラウドを選びました。不動産業界を取り巻く古い商習慣やアナログな作業を解消し、お客様が本当に求めるものを形にするにはパブリッククラウドが最適だと考えたからです。
そのパブリッククラウドに注力し、さまざまな課題をクリアしながら開発を進めていった結果、多くのお客様から「こんなサービスが欲しかった」という声を頂くようになりました。これまで800社以上に導入していただき、2018年には東証マザーズ(現:東証グロース)に上場させていただくことができました。
既成概念にとらわれず市場を開拓し、新しいビジネスモデルを生み出していくのは、いつの時代もベンチャー企業の役割だと思っています。創業から約四半世紀が経った今も、私たちはベンチャーマインドを大切にしています。